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JUGEMテーマ:健康

 

 

根拠に基づく腰痛の原因と治療 - 腰痛治療の新常識(64)
                              長谷川淳史(TMSジャパン代表)
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腰痛に関する正確な情報には想像を絶するほどの治癒力があります。どうか情報の拡散にお力をお貸しください。

■腰痛患者200名と健常者200名のX線写真を比較した研究によると、両群間に変形性脊椎症、骨粗鬆症、椎体圧迫骨折などの異常検出率に差は認められなかった。

したがって老化による解剖学的変化が腰痛の原因とは考えられないと結論

http://1.usa.gov/jb0ly3
……変形性脊椎症だろうと骨粗鬆症だろうと椎体圧迫骨折だろうと、症状もなく健康的に暮らせるということが明らかになっているのです。レントゲン写真のシミやシワを見せられて不安になる必要はありません

■有痛性の骨粗鬆症椎体骨折患者を対象としたRCT(ランダム化比較試験)によると、骨セメントを注入する経皮的椎体形成術群(38例)と模擬手術群(40例)の術後成績に差は認められず、両群とも急速に痛みが軽減した。

椎体形成術はプラシーボに勝てず。

http://1.usa.gov/jPz9Pb
……骨粗鬆症による椎体圧迫骨折の中には痛みを訴える患者さんがいます。その治療法として骨セメント療法が脚光を浴びていますが、残念ながらその成績はプラシーボ効果だったことが証明されたわけです。

■有痛性の骨粗鬆症椎体骨折患者131名を対象としたRCT(ランダム化比較試験)によると、経皮的椎体形成術群と対照群(保存療法)を比較したところ、両群間の疼痛および活動障害に差は認められず、椎体形成術の適用を支持する結果は得られなかった。
http://1.usa.gov/kvXvxo
……脊椎疾患では手術というドラマ、手術という儀式が絶大な効果を発揮することが多々あります。骨セメント療法もそのひとつだったわけですが、ランダム化比較試験によって保存療法と同じ効果しか得られないことが明らかになった今、はたして貴重な医療費を費やしてまで続ける価値があるでしょうか。健康保険料を支払っている国民一人ひとりが考えてみるべきだと思います。

■健常者41名を対象に腰部椎間板を5年間にわたってMRIで追跡調査した結果、物理的負荷(重量物の挙上や運搬・腰の回転や屈曲等)という従来の危険因子は椎間板変性とは無関係で、腰痛発症率はむしろ椎間板変性のある方が低かった。
http://1.usa.gov/178sVnE
……重い物を持っても椎間板が潰れることはありませんし、椎間板が潰れている人は腰痛になりにくいという事実が確認されました。腰に負担がかかる動作を怖れる必要はありません。腰痛にまつわる迷信や神話は頭から消去しましょう。

■男性の一卵性双生児115組を対象にMRIで椎間板変性を促進させる危険因子を調査した結果、椎間板変性は仕事やレジャーによる身体的負担、車の運転、喫煙習慣といった物理的因子より、遺伝的因子の影響を強く受けていることが判明。
http://1.usa.gov/kWg7Iw
……椎間板が潰れるかどうかは腰にかかる物理的負担より遺伝子の影響が強いとことが明らかになっています。国際腰椎学会でボルボ賞を受賞した研究です。素人ならともかく腰痛患者をあつかう医療関係者が知らなかったではすみません。

■21〜80歳までの腰痛未経験者52名を対象にCATスキャンで腰部椎間板を分析した結果、年齢に関わらず35.4%に何らかの異常が検出され、40歳未満の19.5%に、40歳以上の26.9%に無症候性椎間板ヘルニアが確認。
http://1.usa.gov/mBTclS
……レントゲンやMRIだけでなく、CATスキャン(CTと同じ)でも健康な人の中に椎間板の異常が見つかります。したがって椎間板変性や椎間板ヘルニアが痛みの原因とはいえません



<発行> 産学社エンタプライズ  メールマガジン
〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-20-7 水道橋西口会館3階
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[編集室] TEL:042-735-1193  e-mail  info@eppub.jp
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腰椎の変形は腰痛お原因では無い (腰痛の正しい認識を持とう)

JUGEMテーマ:健康

 

 

根拠に基づく腰痛の原因と治療 - 腰痛治療の新常識(63)
                              長谷川淳史(TMSジャパン代表)

 

■腰椎の変形が腰痛の原因でないことは半世紀以上も前から証明されてきた。最も古い対照試験は1953年に実施された腰痛患者100名と健常者100名の腰部X線写真を比較したもので、両群間の変形性脊椎症の検出率に差はなかった。http://1.usa.gov/lCMbXb
……レントゲン写真に映ったシミやシワは腰痛の原因ではありません。レッドフラッグ(危険信号)のない腰痛患者に対してルーチンに画像検査を行なうのは百害あって一利なし。もはや犯罪行為といっていいでしょう。国民はそれをしっかり頭に叩き込んでおくべきです。

■腰痛患者378名と健常者217名の腰部X線写真を比較した研究でも、両群間における変形性脊椎症の検出率に差はなく、加齢と共に増加する傾向が見られることから、変形は正常な老化現象にすぎず、腰痛の原因とは考えられないと結論。
http://1.usa.gov/msMFAV
……変形性脊椎症はただのシミやシワと同じだということが証明されています。ですからまったく気にする必要はありません。このおかしなレッテル(病名)は早くなくせばいいのにと思います。レッテルを貼っても、悪くなることはあっても良くなることはありませんから。

■60歳の一般住民666名を対象に胸椎と腰椎のX線写真を分析した結果、腰痛経験者の58.7%に、未経験者の57.5%に変形性脊椎症が確認されたが、両群間の検出率に差はなかった。老化よる脊椎の変形は腰痛の原因ではない。
http://1.usa.gov/kLY3o9
……まさか変形性脊椎症が腰痛の原因だと考えている医師はいないと思いますけど、念には念を入れてご忠告申し上げます。レッドフラッグ(危険信号)がなければ背骨の変形と腰痛はまったく無関係です。

■港湾労働就職希望者208名、急性腰痛を発症した港湾労働者207名、6ヶ月以上続いている慢性腰痛患者200名を対象に、腰部のX線写真の異常検出率を比較した結果、3群間の加齢による異常検出率に差は認められなかった。
http://1.usa.gov/jVFqUC
……レントゲン写真で確認できる背骨の変形は腰痛とは無関係であると同時に、腰痛の原因は老化現象ではないということです。歳だから腰痛になるなんて根拠のないデタラメな話を信じてはいけません。

 

エンタプライズ発信〜メールマガジン【89】

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椎間板ヘルニアと言われても心配しないで  「無症候性ヘルニア」「ヘルニアの自然退縮」

JUGEMテーマ:健康

 

 

背骨は椎骨とよばれる24個の骨が、椎間板という伸縮可能な組織でつなぎ合わされています。椎間板は2重構造になっていて、線維が樹木の年輪のような形にぎっしり詰まった組織(線維輪)がゼラチン状の組織(髄核)を包み込んでいます。

 ヘルニアという医学用語は、一般に、体内の臓器や組織が、本来あるべき部位からはみ出してくる状態をいいます。「腰椎椎間板ヘルニア」は、重量物を不用意に持ちあげた時などに、腰椎(背骨の腰の部分)の椎間板内圧が高まり、線維輪に亀裂が生じて中の髄核が脱出した状態です。脱出した髄核それ自体も「ヘルニア」と呼びます。

 ヘルニアは、しばしば腰椎の中にある腰やお尻や足へ行く神経を圧迫するので腰痛やお尻や太もも、足などに痛みやしびれを来します。多くは片方ですが、髄核の脱出量が多いと両側の足の症状や膀胱へ行く神経も圧迫して排尿障害(尿がスムースに出ないとか尿漏れ)をきたします。

 ヘルニアの位置や大きさを診断するためにMRI検査を行いますが、

このとき注意が必要なのは、治療する必要のない無症候性のヘルニア

(症状と関係のない椎間板の膨隆や小さなヘルニア)が偶然見つかることが少なくないことです。

従って、診断をMRI検査だけに頼るべきではありません。

専門医のアドバイスを受けて下さい。

 治療法として、痛みは強いが麻痺が強くない症例では、まず、鎮痛剤や注射によるブロック療法が選択されます。脱出した髄核は自然に縮小する(退縮)可能性があるからです。大きなヘルニアほど退縮しやすいこと、その半数は3ヶ月以内に退縮が起こると推定されています

https://www.kochi-ms.ac.jp/~hsptl/kouhousi/column/youtsuitsuikanbanherunia.html

                                         より転載

 

 

 椎間板ヘルニアを放っておいたらどうなるのですか?

基本的に椎間板ヘルニアは自然に治癒する可能性がある疾患です。

この場合の治癒とは症状が消失するという意味です。

根本的には一度椎間板ヘルニアを起こした椎間板が元通りに修復・再生することはありません。

しかし脱出した椎間板ヘルニアが縮小もしくは消失することはあります。

この現象は近年、MRIという検査を経時的に繰り返し行うことで明らかとなってきました。

つまり椎間板ヘルニアと診断された場合でも、

人の体が本来持っている治癒能力により椎間板ヘルニアが吸収され縮小し、

症状が和らぎ、自然に治癒する可能性があるのですから、

決して悲観的になる必要はありません

したがって椎間板ヘルニアと診断がつけば、痛みや麻痺症状が重症でなければ、第2回目に述べる保存的治療を行い、一定の期間(数週間から1ヵ月間程度)は症状の変化をみるべきです。誰もが避けたい手術的治療を急ぐ必要はないのです。

https://www.bbraun.jp/ja/patient/lumbar-disc-herniation/treatment-part-one.html

                                        より転載


根拠に基づく腰痛の原因と治療 - 腰痛治療の新常識

根拠に基づく腰痛の原因と治療 - 腰痛治療の新常識(59)
                              長谷川淳史(TMSジャパン代表
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JUGEMテーマ:健康

腰痛に関する正確な情報には想像を絶するほどの治癒力があります。どうか情報の拡散にお力をお貸しください。

■【初期評価】(6)疼痛図表(pain drawing)や可視疼痛計測表(visual analog
scale)は病歴聴取に利用可能である(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO
…痛みの評価も大事ですが頻繁に行なうと患部に注意を集中させてしまいますからご注意ください。痛みよりもできたことに注目させるのが認知行動療法です。

■【初期評価】(7)SLR(下肢伸展挙上)テストは若年成人の坐骨神経痛の評価に推奨されるが、脊柱管狭窄を有する高齢患者ではSLRが正常となる可能性がある(確証度B)。
http://1.usa.gov/uhlYSO
…下肢症状のない場合は省略してもかまいません。

■【初期評価】(8)神経障害の有無の判定には、アキレス腱反射・膝蓋腱反射・母趾の背屈筋力テスト・知覚異常領域の確認といった神経学テストが推奨される(確証度B)。
http://1.usa.gov/uhlYSO
…この神経学テストで椎間板ヘルニアによる神経根症状の責任高位を推定するわけですが、ご存知のように椎間板ヘルニアがあれば必ず神経根症状があるとは限りません。

■【画像検査】(1)最近の重度外傷(全年齢)・最近の軽度外傷(50歳以上)・長期のステロイド服用・骨粗鬆症・70歳以上というレッドフラッグがなければ、急性腰痛の検査として1ヶ月以内の単純X線撮影は推奨しない(確証度B)。
http://1.usa.gov/uhlYSO
…ここから画像検査に入ります。レッドフラッグ(危険信号)のない急性腰痛(ぎっくり腰)患者に画像検査を行なうなという勧告です。わが国はルーチンワークのようにレントゲン写真を撮りますが、それは国民が当然の権利のように要求するのでやめられないという事情もあります。放射線被曝が好きな人以外はこうした考え方を改めましょう。

■【画像検査】(2)最近の重度外傷(全年齢)・最近の軽度外傷(50歳以上)・長期のステロイド服用・骨粗鬆症・70歳以上というレッドフラッグがある場合、骨折を除外するために腰椎の単純X線撮影を推奨する(確証度C)。
http://1.usa.gov/uhlYSO ;
…レッドフラッグ(危険信号)のない腰痛患者にレントゲン写真を撮る必要はないのです。しっかり頭に叩き込んでおきましょう。

■【画像検査】(3)がんや感染症の既往・37.8℃以上の発熱・静注薬の乱用・長期のステロイド服用・安静臥床で悪化する腰痛・原因不明の体重減少が存在する場合、腫瘍と感染症の鑑別に単純X線検査にCBCとESRの併用が有効である(確証度C)。
http://1.usa.gov/uhlYSO
…CBC(血算=赤血球数・白血球数・血小板数・ヘモグロビン)とESR(赤沈=赤血球沈降速度)は、レントゲン撮影以上に重要な情報を与えてくれるのに、日本ではあまり行なわれていないようです。

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この記事は下記より転載しました。


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円背強度(右突側弯前屈位)で胸椎腰椎が伸展できなかった症例

 

椅子に座ると肋骨下部が骨盤にくっつく。

息が深く吸えず、呼吸が苦しく、

キーボードをたたくのも肘で体を支えてないとできない状態。

 

治療(脊椎を指で軽く刺激)直後、

胸椎腰椎は伸展し呼吸が楽になったろ喜ばれた。

 

治療前 円背がつよく背が丸まっている。

 

左に体が傾いている。

 

 

治療後

背筋を伸ばせるようなり からだの傾きも改善された。

 

JUGEMテーマ:健康

 

 


腰痛の初期評価と画像診断の是非


根拠に基づく腰痛の原因と治療 - 腰痛治療の新常識(59

                              長谷川淳史(TMSジャパン代表

【初期評価】(6)疼痛図表(pain drawing)や可視疼痛計測表(visual analog
scale
)は病歴聴取に利用可能である(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO
痛みの評価も大事ですが頻繁に行なうと患部に注意を集中させてしまいますからご注意ください。痛みよりもできたことに注目させるのが認知行動療法です。

【初期評価】(7)SLR(下肢伸展挙上)テストは若年成人の坐骨神経痛の評価に推奨されるが、脊柱管狭窄を有する高齢患者ではSLRが正常となる可能性がある(確証度B)。http://1.usa.gov/uhlYSO
下肢症状のない場合は省略してもかまいません。

【初期評価】(8)神経障害の有無の判定には、アキレス腱反射・膝蓋腱反射・母趾の背屈筋力テスト・知覚異常領域の確認といった神経学テストが推奨される(確証度B)。http://1.usa.gov/uhlYSO
この神経学テストで椎間板ヘルニアによる神経根症状の責任高位を推定するわけですが、ご存知のように椎間板ヘルニアがあれば必ず神経根症状があるとは限りません。

【画像検査】(1)最近の重度外傷(全年齢)・最近の軽度外傷(50歳以上)・長期のステロイド服用・骨粗鬆症・70歳以上というレッドフラッグがなければ、急性腰痛の検査として1ヶ月以内の単純X線撮影は推奨しない(確証度B)。http://1.usa.gov/uhlYSO
ここから画像検査に入ります。レッドフラッグ(危険信号)のない急性腰痛(ぎっくり腰)患者に画像検査を行なうなという勧告です。わが国はルーチンワークのようにレントゲン写真を撮りますが、それは国民が当然の権利のように要求するのでやめられないという事情もあります。放射線被曝が好きな人以外はこうした考え方を改めましょう。

【画像検査】(2)最近の重度外傷(全年齢)・最近の軽度外傷(50歳以上)・長期のステロイド服用・骨粗鬆症・70歳以上というレッドフラッグがある場合、骨折を除外するために腰椎の単純X線撮影を推奨する(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO ;
レッドフラッグ(危険信号)のない腰痛患者にレントゲン写真を撮る必要はないのです。しっかり頭に叩き込んでおきましょう。

【画像検査】(3)がんや感染症の既往・37.以上の発熱・静注薬の乱用・長期のステロイド服用・安静臥床で悪化する腰痛・原因不明の体重減少が存在する場合、腫瘍と感染症の鑑別に単純X線検査にCBCとESRの併用が有効である(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO
CBC(血算=赤血球数・白血球数・血小板数・ヘモグロビン)とESR(赤沈=赤血球沈降速度)は、レントゲン撮影以上に重要な情報を与えてくれるのに、日本ではあまり行なわれていないようです。

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下記より転載

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エンタプライズ発信〜メールマガジン【84

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腰痛の新しい考え方

 

エンタプライズ発信〜メールマガジン【81】 2018. 1

 

根拠に基づく腰痛の原因と治療 - 腰痛治療の新常識(56)

                             長谷川淳史(TMSジャパン代表


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腰痛に関する正確な情報には想像を絶するほどの治癒力があります。どうか情報の拡散にお力をお貸しください。

■腰痛発症から2週間未満の労災患者を担当している医師724名を対象に、腰痛診療ガイドラインの遵守状況を調査した世界初の研究によって、医師たちはエビデンスに基づく腰痛治療の実施段階で立ち往生していることが判明。
http://goo.gl/fk3zp4
……カナダのブリティッシュコロンビア州で行なわれた研究ですが、世界各国がエビデンスに基づく腰痛診療ガイドラインを発表し、専門家の間でも広くコンセンサスが得られているにもかかわらず、ガイドラインの勧告を受け入れるのは難しいようです。しかも、ブリティッシュコロンビア州の労災補償システムは、ガイドラインに従うよう強制する絶対的な力を持っていて、無益な診断や治療費用は補償されなかった可能性があるというから驚きです。患者の利益を最優先に考えればそこまで抵抗する理由はないはずなのに。

■腰痛による就労障害の流行は急速に出現した。腰部損傷という伝統的な治療モデルが「痛みに対する恐怖」「活動に対する恐怖」「肉体労働に対する恐怖」を植え付け、長期就労障害のパターンとなるひとつの社会現象と言える。
http://goo.gl/C27Ql9
……慢性腰痛に関係した就労障害は、過去数十年で徐々に増加したのではなく、ほんの1世代の間に突如として増えました。かといって重篤な脊椎疾患の増加はまったく起きていません。こんな短期間にいったい何が変わったのかというと、腰痛に対する個人・医学界・社会の反応です。損傷が治癒し、症状が緩和するまで安静にし、できるだけ活動を避けるよう勧める根拠のない治療モデルが問題をこじらせてしまったのです。

■欠陥のある時代遅れの損傷モデルから生物心理社会的モデルで主導的役割を果たした英国では、腰痛関連の就労障害給付が1970年代末から1990年代初頭までに208%増加したが、1990年代半ばから42%減少した。
http://goo.gl/C27Ql9
……これは主に長期就労障害給付を受ける腰痛患者数が減少したことによるものですが、腰痛に対する社会通念の変化と関係があると考えられています。いずれにしろ、英国では腰痛に対する社会的な反応の仕方が急激に変化したのは事実です。

■11〜15歳の502名を対象に1年間追跡した前向きコホート研究によれば、思春期における腰痛の危険因子は「成長速度が速い」「喫煙」「学業とアルバイトの両立」「ハムストリング筋が硬い」「大腿四頭筋が硬い」だった。
http://goo.gl/pFbDXH
……バックパックが子どもたちの腰痛の原因だとする説によって世界中のメディアが大騒ぎしたことがあります。つまり、バックパックを使用している学生は、筋肉および靭帯の断裂、椎間板の損傷、脊椎の歪み、脊柱側彎症など、生涯にわたる腰痛の危険に曝されていると報道したのです。しかしこの説を支持するエビデンス(科学的根拠)はありません。カナダのモントリオールで行なわれたこの研究では、成長速度やアルバイトは変えられないとしても、禁煙と大腿筋の柔軟性を獲得することで思春期の腰痛を予防できる可能性が見い出されました。
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根拠に基づく腰痛の原因と治療 - 腰痛治療の新常識

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根拠に基づく腰痛の原因と治療 - 腰痛治療の新常識(52)

                              長谷川淳史(TMSジャパン代表)
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■郵便局員に対する腰痛教室(脊椎力学・姿勢・荷物の正しい持ち上げ方に関する教育)の有効性を調査した結果、腰痛発症率・欠勤日数、復職後の再発率のいずれも減少しなかったことから、腰痛教室は時間と費用の無駄であることが判明。
http://1.usa.gov/SUrpwE
……従来の考え方に基づく腰痛教室(教育プログラム)が腰痛の予防に役立つという証拠がほとんどないにもかかわらず多くの企業が腰痛教室を主な予防法として採用してきたのは、腰痛にかかるコストが高く効果的な治療法がないためですが、腰痛教室を単独で全従業員に適用したとしても腰痛発症率が減少することはなく、結局は無駄な努力に終わるということです。

■3つのビスケット工場を対象に心理社会的教育パンフレット(腰痛に対する恐怖心を打ち砕く内容)の有効性を1年間にわたって追跡調査した結果、教育パンフレットを使用した工場は腰痛発症率と欠勤日数が大幅に減少したことを確認。
http://1.usa.gov/VPdkFb
……これは新たな腰痛概念に基づくパンフレット群、従来の腰痛概念に基づくパンフレット群、パンフレットを配布しない群を比較した研究で、腰痛に対する誤った信念と恐怖回避行動を是正することの有効性が証明されたわけです。生体力学に基づく人間工学的介入では為し得なかったことです。

■大手保険会社のデータベースから腰痛による労災補償に関するデータ(10万6961名)を分析した結果、補償請求は全体の10%でありながら補償額は全体の86%を占め、1ヶ月間休職した労災患者の50%は6ヶ月後も休職していた。http://1.usa.gov/QOScw3
……この研究では腰痛による就労障害の自然経過も明らかになりました。すなわち、1年間休職していた患者が2年以内に復職できる可能性は40%であるということです。だからこそ腰痛になってもできるだけ仕事を休まず、何が何でも急性期のうちに解決しなければならないのです。

■現在のX線所見の報告書(椎間板変性・分離症・分離辷り症・二分脊椎・腰仙移行椎・ショイエルマン病)は患者を不安にさせ、不必要な活動制限や思い込み、不必要な治療へと追い込む恐れがあるため、挿入文を追記することを推奨する。
http://1.usa.gov/X086so
……【軽微な椎間板変性】この所見を有する者の半数は腰痛がないので今の症状とは無関係かもしれない
     【進行した椎間板変性】この所見を有する者の40%は腰痛がないので今の症状とは無関係かもしれない。
     【脊椎分離症】この所見を有する者の半数は腰痛がないので今の症状とは無関係かもしれない。
     【脊椎分離・辷り症】この所見を有する者の半数は腰痛がないので今の症状とは無関係かもしれない。
     【二分脊椎】この所見を有する者の半数は腰痛がないので今の症状とは無関係かもしれない。
     【腰仙移行椎】この所見を有する者の半数は腰痛がないので今の症状とは無関係かもしれない。
     【ショイエルマン病】この所見を有する者の40%以上は腰痛がないので今の症状とは無関係かもしれない。

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根拠に基づく腰痛の原因と治療 - 腰痛治療の新常識

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根拠に基づく腰痛の原因と治療 - 腰痛治療の新常識(51
                              長谷川淳史(TMSジャパン代表)
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半世紀以上にわたる腰痛予防戦略は完全な失敗に終わった。しかし未だに腰への負担を減らせば腰痛を予防できると考えている。以下にHadler NMの根拠に基づく論説を列挙する。http://1.usa.gov/UGpGfE http://1.usa.gov/PbF8U3
……
腰痛はけっして職業病ではありません。何千もの企業が従業員に対し、作業姿勢に気をつけ、正しい方法で荷物を持ち上げ、その他のリスクファクターと思われることを避けるようアドバイスしています。それでもなお脊椎関連の就労障害は増加を続けて収拾がつかない状態にあるのです。

職場で発症した腰痛にはっきりとした職業的原因はほとんどない。明らかな因果関係がないまま労災補償を要する損傷というレッテルを張るのは問題である。http://1.usa.gov/UGpGfE http://1.usa.gov/PbF8U3
……
腰部損傷モデルは企業にとっても患者にとってもメリットはありません。デメリットしかないのであれば速やかに腰部損傷モデルを捨て去るべきでしょう。

腰痛のリスクファクター(生体力学的因子)が同定されているとはいえこれらの危険性はわずかである。すなわち、仕事による身体的負荷によって腰が耐えられなくなることは滅多にない。http://1.usa.gov/UGpGfE http://1.usa.gov/PbF8U3
……
多変量解析を用いた質の高い研究において、腰部損傷および労災補償の原因を説明する上で生体力学的因子が果たす役割は非常に小さく、その影響は統計学的に有意でないことが多いからです。

職場「損傷」という概念は時代錯誤である。職務と大部分の腰痛との間には明らかな因果関係が認められないことから、腰痛などの愁訴を職場「損傷」と呼ぶのはやめるべきである。http://1.usa.gov/UGpGfE http://1.usa.gov/PbF8U3
……
「損傷」という概念を筋骨格系疾患に適用する時代はすでに終わっています。こうした概念は不完全であることに加え、医師が作った誤った考え方でもあります。痛みを訴える労働者を負傷者としてではなく、病人として扱うべき時代になったのです。

労災補償申請をする腰痛患者は、人間工学的原因よりもむしろ他の職場環境の面から説明できる可能性が高い。したがって、職場内における人間工学的以外の原因を探すべきである。http://1.usa.gov/UGpGfE http://1.usa.gov/PbF8U3
……
人間工学的介入は半世紀以上にわたって続けられてきましたが、その有効性を裏付ける強力な証拠はいまだに示されていません。職場における予防的介入は必要だとしても、その中心となるのは心理社会的問題や職場組織の非身体的側面にあると考えられています。

 

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エンタプライズ発信〜メールマガジン【76 2017. 8

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根拠に基づく腰痛の原因と治療 - 腰痛治療の新常識(51

 

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根拠に基づく腰痛の原因と治療

JUGEMテーマ:健康

 

エンタプライズ発信〜メールマガジン【75】 2017. 7
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根拠に基づく腰痛の原因と治療 - 腰痛治療の新常識(50)



                              長谷川淳史(TMSジャパン代表)

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腰痛に関する正確な情報には想像を絶するほどの治癒力があります。どうか情報の拡散にお力をお貸しください。

■AHCPR(米国医療政策研究局)の成人の急性腰痛診療ガイドラインに従うとX線画像検査は45%の患者に行なうことになるが、ESR(赤血球血沈降速度)を調べることによって悪性腫瘍の検出能力を落とさずにX線画像検査の実施率を22%に抑えられる。http://1.usa.gov/SlHCjf
……アメリカの医療政策研究局が発表した腰痛診療ガイドラインに従うと45%の患者がX線を用いた画像検査が行なわれてしまうという危惧があります。そのような不必要な放射線被曝を避けるには血沈値の測定が有効だという論文ですが日本の画像検査実施率はほぼ100%です。日本の医療が世界の常識とどれだけかけ離れているかがご理解いただけるかと思います。

■腰痛疾患で再手術を受けた患者179名を対象とした研究によると、手術の成功率は2回目で45%(20%は悪化)、3回目では25%(25%は悪化)、4回目では15%(45%は悪化)あることが判明。最初の手術が最後のチャンス。
http://1.usa.gov/QMz2p0
……再手術によって症状が改善しない見込みが50%以上あると聞かされても患者は手術を選択するでしょうか?医師自身が患者だったらこれほど確率の低い賭けに乗るでしょうか? だからこそ腰椎手術は最初の手術
が最後のチャンスだといわれるのです。

■2ヶ月以上病欠中の慢性腰痛患者975名を対象に教育プログラム群と標準的治療群を比較したRCT(ランダム化比較試験)によると、200日後における復職率は前者が70%だったのに対して後者は40%だった。新たな腰痛概念に基づくアドバイスはきわめて有効。
http://1.usa.gov/TYcE2e
……従来の常識を忘れて活動を再開しても危険はないこと、腰をかばって薄氷の上を歩くように恐る恐る歩かないこと、これまでに学んだ人間工学的に正しい腰の使い方を忘れること、むしろ身体を動かすと治癒が促進されることを教えるだけで従来の治療をはるかに凌ぐ成績が得られました。この効果は3年後も依然として保たれていたといいます。国際腰椎学会で最優秀論文賞を受賞した研究ですから、この事実を知らないか適切なアドバイスができない医療関係者は腰痛患者から手を引くべきです。治癒の妨げになります

■慢性頚部根性痛(3ヶ月以上持続)患者81名を対象に頚部椎間板切除術か固定術群・各種理学療法群・頚椎カラー群を比較した世界初のRCT(ランダム化比較試験)の結果、手術には保存療法を上回る効果がほとんどないことが判明
http://1.usa.gov/PVsSUC
……注意深い保存療法にもかかわらず頚部痛や上肢痛が3ヶ月以上続く患者には手術が必要だと考えられてきましたが、この研究によって手術の適応ではないことが示されたことになります。

■画像所見と非特異的腰痛に関する体系的レビューを実施した結果、X線撮影で確認できる異常所見(脊椎分離症・脊椎辷り症・潜在性二分脊椎・腰仙移行椎・変形性脊椎症・ショイエルマン病)と非特異的腰痛との間に関連性は認められない。
http://1.usa.gov/PVQhW8
……ただし脊椎変性(椎間狭小&骨棘&硬化像)は非特異的腰痛と関連性がありましたが、研究にバイアスがあった可能性を捨て切れないため、脊椎変性と非特異的腰痛の因果関係を示すエビデンス(科学的証拠)はないと結論しています。X線画像を眺めているのはよい暇つぶしにはなっても、レッドフラッグのない腰痛患者にはほとんど役に立たないということです。

■椎間板手術を要するほど重度の坐骨神経痛患者30名と健常者46名を対象にMRIで両者の違いを調べたところ、有痛性椎間板ヘルニア例は同程度の無痛性椎間板ヘルニア例よりリラックスしている時間が短かったことが明らかとなる。
http://1.usa.gov/QNWWDM
……同時に、有痛性病変では椎間板変性の程度がより進行していることが明らかになったものの、結論にいたるまでのエビデンス(科学的根拠)が不足しているとしています。
 

<発行> 産学社エンタプライズ
〒101-0061東京都千代田区三崎町2-20-7 水道橋西口会館3階
TEL:03-6272-9313 FAX:03-3515-3660  http://eppub.jp/

[編集室] TEL:042-735-1193  e-mail  info@eppub.jp
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腰痛治療は医学的根拠のある説明、治療が大切です。

当院は腰痛のガイドラインに沿った治療を行っています。
 

 

 



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