ご質問・ご相談「坐骨神経痛」

[ご質問・ご相談内容*]

はじめまして!ご相談申し上げます。

昨年の9月頃から左足のももの裏側が、

かがんだりすると「ピキっ」っと痛みというかつるというか違和感がありましたが、

今年にはいってからは立ち上がるのにも苦痛でふくらはぎあたりまで傷むようになりました。

あまり痛まない日もあったり、イライラするほど痛むときもあります。

整形外科では「異常なし」とのことでしたが、

一ヶ月ほど前にギックリ腰になり(過去にも2回ほどしています)いよいよカラダに不自由を感じ始めました。

昨日、整体院へ行ってきましたが、なんだか自分ではしっくりきません。

ヘルニアだとか坐骨神経痛だとか・・・自由にカラダを動かせるようにしたいのですが、なおりますでしょうか?




お答え

この文面から推察しますと症状は坐骨神経痛だろうと思います。

原因は腰部にありヘルニアの可能性もありますが、

それ以外も原因は考えられます。

整形外科でのレントゲン、

MRIなどの画像診断では異常が無い場合も多く、

あっても必ずしもそれが痛みの原因といえない場合も多いのです。


腰痛の多くは(半数以上)は確定診断がつかないといわれています。

つまり原因はわからないことが多いのです。

でもほとんどが良くなるのも事実です。



だんだん症状が悪化しているのは無理されているからではないでしょうか。

からだを休める機会を増やせばそれだけで痛みは軽くなります。

からだへの負担を減らすことこそ治癒への道です。


この症状なら必ず良くなります。




私は「治す戦略」は3つと考えています。



1つは今の生活の有り様です。

痛みの出ることをなるべく避けるような生活をして下さい。

腰痛がでると腰の運動をされる方がいますがこれは間違いです。

痛みは注意信号、危険信号ですから、

ご自分のからだと充分にコミュニケーションをとって、

からだの訴えを聞いてください。


もう1つは心の有り様です。

ガンバリズムは体に負担を強いることになります。

せっかく病んだのならこのチャンスを生かして生き方を見直すのも手です。



3つ目は治療です。

適切な治療を受けることが大切です。

治療によってだんだん良くなっていますか、

腰をひねるような治療は慎重に適切に行わなければなりません。

悪化する例を多く診ています。




お体を見ていないので抽象的なお話になりましたがお許し下さい。

脊柱管狭窄症にローリング治療器はダメ

歩いているとだんだん足(下肢)が痛くなる。

座って休むと痛みが引きまた歩ける。

こんな症状を間歇性跛行症という。


脊柱管狭窄症に多い。



この時に腰を反らしてはいけない。


だからローリング治療器などはもってのほか。

腰の横曲がり(側弯-そくわん-)

腰痛で体がかしぐ場合がある。

坐骨神経痛性側弯。


かしぐのは脊椎がズレているわけではない。

神経の圧迫をからだ自らが避けるために

横にかしげる。


だからそんな時はそのままかしいでいれば良い。

無理に真っ直ぐにしてはいけない。



神経を圧迫する要素、

(多くは炎症での浮腫による圧迫)

が無くなれば、

自然と真っ直ぐになるから。

腰の前後屈の評価

腰の動きを診る。

体を前に倒す。後に反る。

痛み無く出来るが、

この場合でも腰の動きが正常とは考えないほうが良いようだ。


症例1

両大腿部外側の痛みがたまにある。

ご本人は股関節が硬いからだろうと思っていた。

確かに股関節の動きは硬い。

立位での腰の前後屈運動でも痛みはない。

が、座位でお腹をへこますように(背骨が後ろに出るように)

つまり本当に腰を曲げる、

お腹を出すように(背骨がひっこむように)

つまり本当に腰を反らす〈伸ばす)、

と、両大腿部外側の痛みが出た。

つまり立位では腰はまったく動いていず、

股関節で曲げている。

腰の状態が悪いために、

腰はロックされ動かないように体が保護しているからだ。


症例2

立位、歩行時に右下腿外側部に痛みが出る。

痛みは強く歩行もやっと。

座位では痛みが無い。仕事も出来る。

側臥位では痛みが無い。

立位でからだの前後屈しても痛みの変化は無い。

ためしに座位で、お腹を出すように(背骨がひっこむように)

つまり本当に腰を反らす〈伸ばす)と、

右下腿外側部の痛みが増強する。

側臥位でも同様。

この例でも立位では腰はまったく動いていず、

股関節で動かしている。

腰の状態が悪いために、

腰はロックされ動かないように体が保護しているから、

腰そのものを動かすように指示し

症状の変化を診なければならない。









腰痛で立ち仕事に足置きバーを

長時間同じ場所での立ち仕事は腰に悪い。

動き回ったり、座ったりと姿勢を変えられればいいが、

仕事の制約が有り難しい職場では

足置き台を置き片足を乗せておくと腰の負担が減る。

足置き台が駄目なら、

飲み屋のカウンターのような、足置きバーを設置するといいのではないか。

片足を交互に乗せると、腰得の負担を減らし、仕事の能率も上がるだろう。

腰痛は風邪と同じように考えよう。

繰り返す腰痛を風邪のように考えようと最近言われている。

風邪は治ってもまた引くし、

風邪に絶対にかからないことはないし。

風邪にかかりやすい人もいれば、かかりにくい人もいる。

(風邪にかかりにくい人は別の病気に弱いかもしれない)

風邪にかかったら、安静にして悪化させないようにする。

罹りハジメを的確につかみ悪化させないよう心がける。

疲れているときに抵抗力が無くなり風邪を引くから

生活の変更も考える。

丈夫な身体を作るためにちょっぴり努力してみる。


風邪を腰痛と置き換えて考えると

腰痛への対処法が見えてくる。


すべり症の手術の適応

今日来院された方の親戚の方がすべり症で腰痛、下肢痛がひどく

入院されたとのこと。

他の病院では腰、下肢に痛みが出たら、手術だと言われていたそうだ。

入院した病院では経過を診ることになったそうだ。

最近痛みが出たことを考えると、それが正解だろう。

すべり症が必ずしも腰痛の原因になるわけではない。

まして痛みが出たら手術ということも無いと思う。

手術をしなければならないのは

安静時にも腰の痛みがひどく、軽減しない。

下肢の麻痺や痛みがひどく、軽減しない。

おしっこが出なくなった。

などの場合で

急に症状が出て安静にすれば痛みが楽になる場合には

経過をみてみるといいと思う。

みのもんたの脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

紅白歌合戦終了後、手術ををするという。

この疾患の特徴は

歩いていると下肢がしびれてきて(お尻からだんだんと下に)

腰掛けて休むと直り、又歩くとだんだんしびれてくるのが特徴。

上り坂は割りと楽に歩けるが

下り坂がつらい。

腰を曲げていると楽。

伸ばすとつらい。

仰向けに寝てはいけない。


原因は背骨の中が狭くなり、脊髄が圧迫されるため。

腰を伸ばすと狭くなるために、曲げたほうが良い。

軽度の者は手術せず、保存的な治療で好転する例も多い。

鍼(はり)治療が効果がある。

脊椎内の循環の改善、脊椎の動きの改善が起こるためと考えられる。

腰が痛いときは行儀悪く座る

腰が痛い時にどんな姿勢で座ったらよいかと聞かれる。

もっともらしい理屈はあるが、あまり当てにならないと考えている。

ご本人が楽な姿勢が正しい姿勢。

行儀が悪いほうが良い。

同じ姿勢を取り続けるのは悪いから、行儀悪く動いたほうがいい。

ただ、クセで腰を反らしていたり、曲げていることがあるから、

意識的に、腰の曲がり具合を変えてみると

もっと楽な姿勢が見つかるかもしれない。


ただ楽な姿勢だと思っている姿勢が本当に楽な姿勢かどうかは疑わしい。

楽な姿勢は心が落ち着き、ほっとする感じがして

手足の力が抜ける心地良い姿勢なのだが。


ここでも「からだとの対話」が必要になる。

丁寧な身体の観察が重要だ。



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