五十肩は肩関節の炎症を取らなければ治らない

五十肩では運動制限

(腕が上がらない、腕が後に回らないなど)ばかりが問題にされるが、

運動制限よりも肩関節の炎症症状(痛み、腫れ)の治療を重視すべきだ。



動かないから動かそうとすると

炎症症状がよりひどくなり

そのためにより動かなくなるという悪循環に陥る。


痛みの無いようにやさしく穏やかに運動してみる、

運動中に痛みが無く

運動後も痛みが増さないような

丁寧な運動は必要である。



だがアイロン体操は、私はあまりよくない方法と考えている。

私のお勧めする体操は寝て行う方法だ。この詳細はこちら。



さて、炎症症状を丁寧に取るように治療する、

それにはまずアイシング、

肩関節周囲をアイスノンなどで20分冷やす。

炎症症状に応じて繰り返す。

痛みのひどい時は安静の為に腕をつる。





患者さんの肩関節を丁寧に診てゆくと

腫れが相当にある。

始めはたいした腫れでは無いと思っていても

治療によって痛みが軽くなるに従い


肩関節が小さくなり(すびてきて)

細かい皺が出てきて、皮膚の厚さが薄くなるような感じになる。



やせている方は、腫れが引いてきてやっと

本当に骨にごくごく薄い皮膚がかぶっているだけなのだと判る。


五十肩で痛みのある方には

炎症症状の腫れがあると考えて

丁寧に診る様にしている。


五十肩の運動法

仰向けに寝て(仰臥位)行います。

手の重さを使ってストレッチング・柔軟をします。

やさしく。

痛みが無く出来る範囲で行います。

痛みの無いように行いましょう。


胸に引き寄せます。


手枕の形で行います。頸の下に手を入れます。(図がちょっと変ですが)

無理ならおでこの上に手をのせても良い。




バンザイストレッチング。どんな角度で上げても良い。

横に寝て(側臥位)行います。


横に寝てバンザイストレッチング。肘は曲がっても良い。


五十肩で現在痛みが強い方は行わないで下さい。

心地よく出来なければいけません。

退院後に五十肩になる

1週以上の安静は五十肩を作る。

入院中じっとしていちゃ駄目。

動かしていいところは全部動かす。

人間は植物じゃないんだから。


退院後弱った関節、筋肉を急に使い出すから五十肩になる。

膝の痛みも同様。

とにかく動かしてしていもいいところは(もちろん医師と相談して)

動かすことが大切。



肩関節の就寝時の痛みの対処法

肩関節は少しの炎症があるだけで就寝時の痛みを起こす。

私も経験が有る。

スイムショルダー(水泳による肩関節の炎症)だ。

日常生活ではたいした痛みを感じないが。

横になると痛んだ。


今日お二人が就寝時に痛むとみえた。

お一人は70歳台の男性。

半年も続いている。朝7時〜7時半の痛みで目が覚める。

もうお一人は

筋トレで負傷した30歳代の男性。

手を挙げる、シートベルトに手をやる動作で痛む。

ベッドに寝ていただいたとたんに痛みが出たので座って治療した。


肩の関節は先に上肢が着いていて負担がかかりやすい。

ことに横になると上肢の重みでねじれや引っ張りの力が加わり

痛みが出る。

そこで寝方が重要になる。

横なら抱き枕、仰向きなら腕の下と、前腕に毛布などをかう。

なかなか痛みが無く眠れる、これっていう形が取りにくい。

試行錯誤して、からだに聴きながら、良い位置を探すほか無い。

就寝時の痛みが強いのは関節部などの腫れのせいで

圧力が増しているのだから、

炎症を少なくなるようにする。

それには

「アイシング(冷却20分)の繰り返し。

関節部を動かしたり、マッサージなどの刺激を加えない、

関節以外の筋肉の緊張をほどくマッサージを行う。」

がいい。

アイシングの方法はこちらを。

けがの応急処置のアイシングを参考に行って下さい。

ただし、冷やしていやな感じがするようならやめたほうが良い。

肩関節に強い痛み

50歳代の女性。

右の肩関節の痛み。激しい痛み。じっとしていても痛む。

腫れがある。ボールのようにぽんぽん。

このような症状の多くが「急性石灰沈着症」。

肩の関節の中を通るすじ(棘上筋腱ーきょくじょうきんけんー)に

石灰が沈着して起こる。

レントゲンでうすく三日月上に写る。


病院ではその石灰を注射で抜く処置を行う。


当院では中国鍼治療を行う。

この方の場合も中国針治療後の夜には

腕が動かせるようになったと喜んでいただいた。

家ではアイシング〈冷却)を続けてもらった。

五十肩は治るのになぜ時間がかかるのか

五十肩が治るのに半年かかった、2年かかったと聞く。

確かに治りにくい場合もある。

なぜか。


肩関節が人間特有の機能を司っている為ではないかと考える。

手の機能が発達し「人間」になった。

その手の機能を支えるのが肩関節だ。

手の機能は肩の支えない無しには機能しない。

キーボーどをたたくために、

上肢を支え、動かすのは肩関節だ。

この機能を創造主は多分計画には入れてなかっただろう。

そのために肩関節は過酷な負担を強いられることとなった。

だから五十肩を癒すためには

人間たらしめる行為の制限が必要となる。

五十肩を癒すためには

人間本来のありよう、生き方、生活パターン、心理などの

変容が必要なのだろう。

質問 「五十肩をなおす良い方法は?」

質問

 私は一年ちよっと右肩そして最近左肩が五十肩になりました。冷さないで暖めろといわれて ホッカイロや温シップで暖めていますが 冷やしたほうが良いのでしょうか?もう精神的にも限界です。よい方法を教えてください。お願いします。
| ちび | 2005/08/10 4:09 AM |

お答え

 今の症状がどのような状態かがわかりませんので一般論としてお答えします。

 急性期、炎症がある時期は冷やすのが原則です。0度Cで20分間1時間休んでまた冷やす。繰り返します。

 急性期を過ぎ、慢性期に入っても、仕事をした後、腕を動かした後は0度Cで20分間冷やします。

 冷やして気持ちければいいのです。いやな感じがするならやめましょう。

 慢性期で動かなくなってしまった関節を動かすときにはあたためて軽い運動をします。痛いことをしてはいけません。気持ちよければ冷やしておいて運動という手もあります。

 始めは肩甲骨を回す(肩を回す運動、腕を回してはいけません)、肩甲骨を後に引く(胸を張る)運動をします。痛みが出ればやめます。

 仰向けに寝てバンザイの運動をします。バンザイの状態で10秒ほど待ちます。痛みがあればもちろんやめます。出来る範囲で行います。仰向けに寝てやるのは、腕の重みを利用して他動的(受動的)に出来るからです。座って行うと傷めている腱に力が入り悪化させる原因になります。

 運動を終えたらアイシング。

 肩の運動は痛くて出来ない方は、腰の運動、背中の運動をしてください。
痛みの場所から遠いところからほぐしていくといいと思います。

 私のホームページの「アイシング」こちら
          「ストレッチ」こちらも参考にしてください。

 アイシングしながらストレッチングをすると普段よりストレッチングしやすくなります。「クライオストレッチング」といいます。

 五十肩の一番の原因は仕事などで肩関節に負担が来ることです。
 でも、腕を動かさない、つまり手を挙げるなどの動作の少ない人に多いのです。

 細かい仕事をするには肩関節が動かないよう固定しなければなりません。その方が腕を動かす動作よりも肩関節に負担となるのです。

 デスクワーカー(事務職)や精密のラインについている方、コンピューターを使っている方に五十肩が多いのはそのためです。
 
 仕事でがんばって肩に力を入れていませんか。リラックスして肩の力を抜くように心がけましょう。

 「リラックス、リラックス」とつぶやき肩の力を抜いてください。
 
 がんばって治そうとしないこと。固まってしまっていれば、それなりの、1月、3ヶ月、半年いや1年かもしれませんが、時間が必要です。

 肩がなんと言っているのか問いかけてみてください。

 私のホームページの「やまいの意味」こちら
          「からだとの対話」こちらを参考にしてください。

 痛みはからだの警告です。痛みが出ないような行動、仕事の仕方、運動を考えてください。

 ライフスタイルの変更も必要かもしれません。

 せっかく五十肩になったのだから「何かを得て」癒えていっていただきたいと思います。

 お近くの整形外科、鍼灸院、接骨院、整骨院で治療を受けてください。
 
 そのときに大切なことは
 自分にあっているかです。
 少しずつでも良くなっている感じがあるか、
 気持ちがいいか(雰囲気も含めて)
 
 五十肩は必ず全快しますよ。



 



猫背を改善して五十肩を治す

五十肩の多くは猫背になっている。

せすじを伸ばし、肩甲骨を後ろ下に引き、

上肢を挙上(ばんざい)してみると

それだけで良く手が挙がるようになる。

猫背を治そう。

「猫背を治して健康に美しく」はこちら

猫背の治し方の詳細はこちらです。

五十肩は暖め動かせば治るのか?

 五十肩は暖め動かせば治るのか?
          
 いわゆる五十肩は50歳代に起こる肩関節の運動障害や痛み主訴とする病気である。最近は60肩、70肩が多くなってはいる。
 さて、一般に五十肩になったらおふろに入って動かせば治るとほとんどの人が思っている。そこで、五十肩になった人は痛いのを我慢して泣き泣き頑張って治していると思っているが、実際は暖めたり動かしたりすることによって確実に悪化の一途を辿るのである。
 また、五十肩はほかっておいても治るなどと言う人もいる。そんな人は一度自分が五十肩になってみれば良いのである。放置しておけるものかどうかはすぐに判るから。
 私のところに来る五十肩の患者さんに「まずアイシング(氷で冷やすこと)をしなさい、腕は使ってはいけません」と言うと、疑惑の目で私を見るのである。それはそうだ。一般に五十肩は暖めて動かすのが通り相場になっているし、大病院の専門医も同じ事を言い、家庭の医学書までもそう書いてあるのが多いのに、ここに来たらそれと全く逆の事を言われるのである。市井の一治療家の話など信じられるはずが無いのである。
しかし、五十肩の初期は肩の関節が腫れ、ひどいものは熱も伴っていて、炎症の症状が強いのである。炎症のあるときは患部を冷やし、三角斤で手を吊っておくぐらいの安静も必要になるのである。また、だいぶ永く病んでいるものでも炎症症状が有るものが多く、アイシング、安静が必要なものが多い。
 今まで暖めて動かしていたが、痛みは一向にひかず、夜寝られないほどの痛みに悩まされ続けていたのが、アイシングと安静で確実に治まってくれば、懐疑は信頼に変わって来るのである。
 冷やす程度や安静度はケースバイケースであるが、冷やす程度は冷やしてみて気持ちがよいか悪いが基準になる。冷やしてみて気持ちが良ければ続ければ良いし、痛みが出たり嫌な感じがしたら止めなければならない。
 安静の程度もちょっと動かしても激痛が走るのなら三角斤で吊ると良い。運動の量や強さは運動中にも運動後にも痛みが出ない程度にすべきで、なんでもかんでもアイロン体操、棒体操というのは駄目である。痛みが出ない程度に動かすのが良い。また仕事と運動がイコールだと思っている人があるがこれは間違いであるので付け加えておく。
病を直す基本は痛みに素直に従うことだろう。腕をある使い方で動かしたら痛かったのなら、そのような使い方はしない事なのである。なんだ単純な事を言っていると思われるかも知れない。しかし、なかなか体の発する警告に素直に従えないのが人間なのである。欲、義理、しがらみ、経済などが絡み、疲労感があっても痛みがあっても無視してしまわなければならないのが人の「さが」である。それが病を作るのである。
五十肩は色々な病態を総称した呼び名であり、病期、病勢など変化があり、治療法を一律には論じられないのではあるが、炎症症状を伴っているものは冷やして、無理に動かさないことが一番早く治すこつである。暖めて動かしても良いのは、長い間病んでいて固まってしまったものだけである。しかし動かし方は痛みが残らない程度が原則である。
五十肩の常識の非常識に泣かされないよう気を付けて戴きたい。

五十肩の治し方

相変わらず痛みを我慢して動かせば治ると思っている人が多い。

急性期は安静に、三角巾でつる。

アイシング、冷却が効果あり。

慢性期は痛いことをしないリハビリを行う。

リハビリ後、仕事の後はアイシング。

冷やして気持ちの良いところを冷やす。

「応急処置の原則」こちらを参考に。

からだとコミュニケーションをとってやさしくリハビリを。

「からだとの対話」こちらを参照

痛みが強い場合は安静が一番。

手先の仕事、デスクワークは最悪。


五十肩の治し方の詳細はこちら。





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